切手に水をつけるあれ
僕はもともと頭の回転が速いほうではないと思っていたが、春休みに入って授業を受けなくなってから、さらに頭が鈍くなってきたように思う。
アルバイト先でこんなことがあった。僕は、切手に水をつける「スポンジパッド」(今名前調べました。)を使って切手を貼っていた。そして自分の作業がひと段落したときにそれをほかのバイトの人に貸したのだが、その人がそれを使い終わった時に「これまだ使いますか。」と聞いてきた。僕がまだそれを使うか、それとも使わないならもう戻してしまっていいか、という意味である。
このアルバイト先ではよくあるセリフなのだが、僕は言われて2秒くらい何を言われているかわからなかった。その2秒間無言である。こんな時に自分の頭の回転の遅さを実感する。なんとかならないものだろうか。
しかしあの切手に水つけるあれ、調べたら「スポンジパッド」と出てきたが、スポンジパッドと画像検索しても水をつけるあれはほとんど出てこない。あれは本当はなんていうものなんだろう。僕のアルバイト先でもみんななんて呼んでいいかわからないようで、僕も含め「あれ」とか「これ」とか、そのまま「切手に水つけるやつ」とか呼んでいる。なんとも不便である。
いっそシンプルに「スポンジ」と呼ぶのはどうだろうか。いやしかし事務所の中でならいいが、ほかの場所でとなると「スポンジ」ではどのスポンジのことだかわからない。切手を貼りたくて「スポンジ貸して」と言っても、食器洗い用のスポンジを渡されるかもしれない。これではスポンジについている油が切手について切手がはがれてしまうではないか。「スポンジ」は一般的な呼び方としてはダメだ。
それにあれはただのスポンジではない。水を含んだスポンジなのだ。そうなると「濡れスポンジ」か。なんかスマートじゃないなあ。というかなんか気持ち悪い。カビ生えてそう。雨の日の駐車場に落ちてそう。この呼び方も却下。
誰か「切手に水をつけるあれ」に名前つけてください。
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コウメ太夫の「まいにちチクショー」を真似してみたい。
コウメ太夫が毎日ツイートしている「まいにちチクショー」が好きだ。
100年に1度の出来かと思ったら~、
— コウメ太夫 (@dayukoume) 2016年11月20日
3日に1度の出来でした~。
チクショー!! #まいにちチクショー
鮭が川をのぼっていると思ったら~、
— コウメ太夫 (@dayukoume) 2016年11月11日
事務所の後輩芸人でした~。
チクショー!! #まいにちチクショー
道に赤い落ち葉かたくさん落ちてると思ったら~、
— コウメ太夫 (@dayukoume) 2016年12月4日
大トロでした~。
チクショー!! #まいにちチクショー
冷静に考えると「・・・」となるようなネタかもしれないが、僕は好きだ。ツイッターのコメントでさんざん「つまらない」とか「嘘をつくな」とか言われているけど、なんかおもしろい笑
こんなのもある。
いい匂いがするなと思ってタンスを開けたら~、
— コウメ太夫 (@dayukoume) 2016年11月14日
豚骨ラ~メンが入ってました~。
あっち~!
とんこチクショー!! #まいにちチクショー
恋ダンスを踊ったと思ったら~、
— コウメ太夫 (@dayukoume) 2016年12月13日
封印した魔王を目覚めさせるダンスでした~。
こ、この世の終わりだぁ~!!
チクショー!! #まいにちチクショー
おもしろい笑
これなんかひどい。
てんとう虫にしみじみしたかと思えばその日のうちにこのチクショーである。
しかも焼き芋かと思ったらラグビーボール。なんだそれ笑「なんと」とか言ってしまっているのもなんか笑える。
てんとう虫にしみじみした後、ラグビーボールに噛み付いて、「あれ、焼き芋じゃない。チクショー!!」とか言っているのである。頭がおかしい笑
一体どんな顔でこれをツイッターに打ち込んでいるのだろう。思わず想像してしまう笑 意外と淡々とした顔で打ち込んでそうである笑
ところで、こういうネタは面白いけど自分にも思いつけそうだと思ってしまう。
ということで真似してみたい。
・・・うーん。
以外に思いつかない。
うーん。
1個だけ思いつきました。
タクシーに乗っているかと思ったら~、
パトカーに乗ってました~。
チクショー!!
・・・やっぱり難しい。意外に「まいにちチクショー」は経験と技術に支えられたものなのかもしれない。
後で思いついたら追記するかもしれません。
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【感想】 星野源 『そして生活はつづく』
『働く男』に続いて。
この『そして生活はつづく』は『働く男』よりも前の本で、星野源初のエッセイ本らしい。文芸PR誌『ウフ.』に連載していたもの。
このエッセイのテーマは普通の生活を面白がること。
人は生まれてから死ぬまでずっと生活の中にいる。赤ちゃんとして生まれてから、やがて年老いて死ぬまで生活から逃れることはできない。誰だってそうだ。
一見華やかな世界にいるように見える芸能人や、一見ものすごく暗い世界にいるように思える犯罪者だって、当たり前に生活をしている。
華やかに見える芸能人だって淡々とした生活の中にいる。これは読者がまさに星野源に対して感じることだ。この本では、華やかに見える彼の淡々とした生活を見ることができる。「星野源って逃げ恥の中でガッキーとハグして、音楽番組で歌って踊っているけど、日常はこんななのかー」みたいな感じで。
また、読んでみると普通の生活を最大限に面白くとらえようとしているのがよくわかる当たり前の生活だが、自分の妄想を膨らませたり過去の思い出と絡めたりしていてどれも面白い。特に箸選びのところなどは妄想が止まらない。これが面白い。
僕ももっと生活を面白がりたい。生活をネタにこんなエッセイを書いてみたい。でもこれは簡単ではないらしい。現に星野源もこの連載の原稿を書くのに結構苦労している。ある記事については書くのに60時間もかかったらしい。
「生活を面白がる」というのは簡単なことではない。日常はただの日常でしかない。それを面白がるのに必要なのは、生活の中にある面白さを見つけることではなく、生活の中に面白さを作ることなのだ。生活を見つめる自分の思考が加わって初めて面白いものになるんだと思う。だから彼も妄想や昔の話を絡めている。そのまま書いても面白くないから。
そういえば『働く男』でもこれでも、おなかが弱いことが書かれていた。
僕もおなかが強いほうではないので、おなかが弱いというのは何となくすごく親近感がわく。 なんでだろう。おなかが弱いって何となく情けない感じがあるからか。情けない部分で自分と共通点があるというのは親近感を生み出すのかもしれない。
初心者のピアノ復帰
【感想】 働く男
先日、星野源の『働く男』をよんだ。星野源は『SUN』で初めて彼の歌をちゃんと聞き、『逃げるは恥だが役に立つ』で興味を持った。決してコアなファンではない。
価格:734円 |