切手に水をつけるあれ

僕はもともと頭の回転が速いほうではないと思っていたが、春休みに入って授業を受けなくなってから、さらに頭が鈍くなってきたように思う。

 

アルバイト先でこんなことがあった。僕は、切手に水をつける「スポンジパッド」(今名前調べました。)を使って切手を貼っていた。そして自分の作業がひと段落したときにそれをほかのバイトの人に貸したのだが、その人がそれを使い終わった時に「これまだ使いますか。」と聞いてきた。僕がまだそれを使うか、それとも使わないならもう戻してしまっていいか、という意味である。

このアルバイト先ではよくあるセリフなのだが、僕は言われて2秒くらい何を言われているかわからなかった。その2秒間無言である。こんな時に自分の頭の回転の遅さを実感する。なんとかならないものだろうか。

 

しかしあの切手に水つけるあれ、調べたら「スポンジパッド」と出てきたが、スポンジパッドと画像検索しても水をつけるあれはほとんど出てこない。あれは本当はなんていうものなんだろう。僕のアルバイト先でもみんななんて呼んでいいかわからないようで、僕も含め「あれ」とか「これ」とか、そのまま「切手に水つけるやつ」とか呼んでいる。なんとも不便である。

 

いっそシンプルに「スポンジ」と呼ぶのはどうだろうか。いやしかし事務所の中でならいいが、ほかの場所でとなると「スポンジ」ではどのスポンジのことだかわからない。切手を貼りたくて「スポンジ貸して」と言っても、食器洗い用のスポンジを渡されるかもしれない。これではスポンジについている油が切手について切手がはがれてしまうではないか。「スポンジ」は一般的な呼び方としてはダメだ。

それにあれはただのスポンジではない。水を含んだスポンジなのだ。そうなると「濡れスポンジ」か。なんかスマートじゃないなあ。というかなんか気持ち悪い。カビ生えてそう。雨の日の駐車場に落ちてそう。この呼び方も却下。

 

誰か「切手に水をつけるあれ」に名前つけてください。 

 

スポンサーリンク