テニスのサーカス

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最近、テニスを全然していないからか、テニスというスポーツが不思議に思えてきた。

ラケットでボールを打ち合うことは、テニスをしているときは簡単なことに思える。しかし長期間のブランクが空くと、これが不思議に感じられてくるのだ。自分は今まで無意識ですごいことをしてたんじゃないかと気づく。

ラケットでボールを打ち合うことってできるものなのか。あんなに小さなラケットでこれまたあんなに小さなボールを、どこかに飛ばしてしまうことなく二人で打ち合う。さらにあんなに広いコートで、ボール一つを走って追いかけてラリーを続けるのだ。
妙技、といった感じに見える。
不思議に見えてしょうがない。もはや一種の芸のようだ。
サーカスでやっていてもおかしくはないんじゃないだろうか。

サーカスの幕が上がり、まずはジャグリング、ライオンの火の輪くぐり、空中ブランコときて、その次がラケットで小さなボールを打ち合うテニスという名の芸だ。
小さなボールをよくもまあ続けて打ちあえるものだと、誰もが驚く。拍手喝采。
ボールを一回打つたびに観客がどよめく。
もし相手のスマッシュを拾ったりでもしたら、スタンディングオベーションだ。

そんな想像をしてしまう。

しかし、本当にテニスというスポーツを見たことがない人が見たら、テニスはそのくらい不思議に見えるんじゃないか。

そのくらい卓越した技を、僕は今までのテニスの練習で、身につけてきたのだ。

僕もサーカスに出れるかもしれない。
観客はテニスを見たことがない人限定だ。
でもしばらくテニスしてないから、その前に練習期間がいる。

 

 

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