沖縄の気候と勉強の反動

東京の冬は寒い。

この前沖縄に行ったときは、暖かくて、東京の春くらいの気温だった。寒いと体に力が入って気分も張り詰めた感じになるが、気温が温かいと、のんびりした気分になる。沖縄の人は時間にルーズでおおらかなイメージがあるが、沖縄の気候の影響なんだろうなと思う。

沖縄で入った居酒屋の人が、沖縄の人は仕事もそれほどストイックにやらないと言っていた。日本人は真面目すぎて時間を楽しめてないところがあるように思うから、沖縄のこの感じはいいなと思った。

自分がそのように思うのは、個人的な状況も要因の一つだと思う。学生のときは親の言うことを聞いて、真面目に勉強して良いと言われる高校、大学、就職先に行くことを目指していた。切り替えがうまくて器用にやれる人はそれをこなしながら自分のやりたい遊びなどもやるが自分はそうじゃなかった。勉強の要領も決して良くなかったから、受験があるときは勉強しかできなかったし、それ以外に興味を持つ精神的な余裕や好奇心もなかった。その時期に感じていたフラストレーションとか自分の生き方への疑問が、今反動を起こして、先のことを考えすぎず今を楽しむということを意識するようになっている。

まだまだ親は過干渉だと感じるしイライラすることもあるが、自分はもう社会人になって、少なくとも金銭的には独立して生きていけるようになった。これからどう生きていくか自分で選んでいくことを強く意識している。